【2024年版】Stable Diffusion背景に人が映り込むのを防ぐ方法 AI画像生成

かな(見習い)
かな(見習い)

今日は背景に変な人が入った画像が多いなー、
これは前に習ったからこっちのものだ!

ナカ(マスター)
ナカ(マスター)

前に教えた方法も有効だが、
今回はさらに使えるテクニックを教える☆

かな(見習い)
かな(見習い)

前のと2024年版合わせたら圧倒できますね!
マスター詳細を教えてください!

前回の背景対策おさらい

前回背景に変な人が映ってしまう対策を、

・背景に人がいる画像を作りたい場合
・背景に人がいなくてもいい場合

に分けてそれぞれ説明しました。
https://yomutoku.website/2023/07/18/stable-diffusion-haikei/

内容をざっくりまとめると、

背景に人が必要な場合はモザイク編集で
対応し、

背景に人が入らない場合は、クロップ編集
するか、プロンプトに「solo」を入れる、

というようなものになっており、
これは現在でも有効です。

背景対策の課題だったところ

前回まででどうしても対策しきれずに
課題として残ったのは、

・「solo」のプロンプトだけだとポツンとした
画像になりがちでちょっと寂しい

・映り込んだ人の顔にモザイク処理をしまくると
異様な画像になってしまいがち

背景に人が必要な場合、不要な場合それぞれ課題このようなところで、
今回はこれらをクリアできる対策方法になります。

2024年はこの技を使いましょう

それでは背景に人が映り込む場合の対策2024年版を
説明します。

今回も背景にそもそも人がいらない場合と、
背景に人がいた方がいい場合それぞれの
技を紹介します。

背景に人がいなくてもいい場合

「solo」のプロンプトに加えて、「blurry background」という
プロンプトを入れてみてください。

これは「ぼやけた背景」という意味で、背景にぼかしが
かかるので、

1人でポツンとした画像に見えにくいです。



場所のプロンプトを入れなくても創造性のある感じに
仕上がりますし、

場所のプロンプトを入れるとその場所がぼやっと背景に
入るので結構おしゃれな画像が生成されやすいです。

ぼやけすぎる場合は(blurry background:0.8)
のように弱くして調整してみてください。

背景に人がいた方がいい場合

背景に人が必要な場合はあえてプロンプトに
入れてしまった方がいいです。

例えば観客を表す「audience」を入れると
遠くの方で人がいっぱいいる感じの
画像が生成されるので、

不自然に変な人が写ってしまったみたいな
構図になりにくいです。


他の例としては、

店などの場合は「混んでいる」を表す「crowded」

道や公園の場合は「通りすがりの人」を表す「passerby」

などがおすすめです。

「blurry background」は万能

「crowded」、「passerby」、「audience」など
のあえて背景に人が映り込ませるプロンプトを使っても
どうしても変な人が入ってしまう場合は、

背景に人が入らない場合のおすすめプロンプトとして
紹介した「blurry background」を併せて使うことで
人がいる感じをぼやっとした背景で表現することができます。



色々テクニックを組み合わせて理想の画像に近づけて
みてください。

まとめ:避けずに受け入れる

Stable DiffusionのAI画像生成時に背景に人が映り込んでしまう
対策の2024年版をご紹介しました。

「背景に変な人が映らないようにする」

という考えで対策を練るより、

「背景に変な人は映るものだから映っても
大丈夫な方法はないかな」

という受け入れ前提で考えるとさらに発展した方法が見つかる
可能性が出てくるので、

今回お伝えした方法を試しつつオリジナルの
応用技を編み出してみてください。