【一番早い】Stable Diffusion 手の修正方法 AI画像生成 2024年最新版

かな(見習い)
かな(見習い)

よーし今日も画像生成するぞー!

スタブル起動して、手が出にくいように上半身だけのプロンプトいれてと♪

ナカ(マスター)
ナカ(マスター)

コントロールネットで手の修正されるやつが導入された、
手間のかからない活用方法も併せて説明する☆

かな(見習い)
かな(見習い)

えーすごい!
これからは手を後ろに組ませたり、
手袋つけさせる必要がないんですね!

手の修正が大きく進歩

Stable Diffusionの手が崩れてそれをどう修正するかは
長らく課題となっていました。

修正できることはできたのですが、かなりの手間を
要するので、

これまではこちらのような手をできる限り
生成されないようにする方法をおすすめしてきました。
https://yomutoku.website/wp-admin/post.php?post=93&action=edit

hand refinerの登場

2024年に入ってコントロールネットに手の修正に特化した

「hand refiner」

が導入され、これを使うことで手の修正が
かなりやりやすくなりました。

前よりはやりやすくなったものの、、

hand refinerを使うことで前より手の修正はしやすく
なりましたし、

修正の精度も向上しました。

ですが、

・手がうまく生成されなかった画像に対して
行う必要があるので一枚一枚やる必要がある

・インペイント機能で手を塗りつぶして
範囲指定をする必要があるのでめんどう

これらの要素があるので、

どうしても修正したいものだけhand refiner
を使う形になっていまいます。

合わせ技で超短縮

ADetailerという拡張機能を併せて使うことで
大幅に短縮を図ることができます。

ADetailerの拡張機能を入れれば、

ADetailerの設定の中にhand refinerが
入っているので、特殊なことをする必要は
ないです。

ADetailerってなんなの

ADetailerは画像の修正を生成の過程に組み込んで
くれる拡張機能で、

生成後に修正の手間を減らしてくれる
とても便利なものです。

今回こちらのADetailerの中の手の修正に
hand refinerを使うことができるように
なりました。

ADetailerの導入方法
こちらのURLをStable Diffusionの
Extention→Install from URL箇所に入れてオレンジの
Installを押してください。

GitHub - Bing-su/adetailer: Auto detecting, masking and inpainting with detection model.
Auto detecting, masking and inpainting with detection model. - GitHub - Bing-su/adetailer: Auto detecting, masking and inpainting with detection model.


以降は他の拡張機能の入れ方と同様になります。

Installedタブの「Apply and restart UI」を
押すと再起動が行われて、

ADtailerが使えるようになります。


場所は生成画面の「Seed」の下の箇所になります。
右側の三角ボタンを押すと展開されて詳細設定を
行うことができます。


「Enable ADetailer」にチェックを入れると
生成の最後にADetailerの修正が入るようになります。

使いたくないときはチェックを外せば修正が入らなくなります。

また修正過程は2階層になっていて1stのタブで顔の
修正が行われます。

ここはそのままで大丈夫です。


2ndのタブの箇所で手の修正の設定を行います。

まずADtailerのmodelに「hand_yoloc8n.pt」
を選択します。


次に「Inpaiting」の「denoising strength」を0.7に設定してください。

これは手の感知の範囲設定で0.7が感知しやすいです。

最後にADtailerのコントロールネットモデルを「depth」にすると、
もう一つ選択画面がでるのでここを「depth_hand_refiner」に
して設定完了です。

設定したあとは?

ADtailerの設定をした後は通常通り生成するだけ、
自動で顔と手の修正が行われます。

すべての画像生成に適用されるので、

バッチ処理やジェネレートフォーエバーを使った
大量生成や、
imagetoの生成に対しても自動で適用されます。

あとは生成結果をみながら設定を調整して、
より修正がうまく行われる値を探してみてください。

まとめ:手間がかからない=正義

Stable Diffusionの「ADtailer」と「hand refiner」の
合わせ技で手の修正を行う方法について説明しました。

すべての画像の手が完璧になるわけではないので
まだまだ改善されていきそうではありますが、

時間をかけずに手の修正ができて、ついでに
顔の修正もしてくれるので導入価値はあるかと
思います。

修正がうまくいかない場合はこちらの
対策もかなり使えるので併用してみてください。
https://yomutoku.website/wp-admin/post.php?post=93&action=edit