【次のレベルへ】Stable Diffusion SDXLモデルを一番簡単に使う方法

ナカ(マスター)
ナカ(マスター)

AI画像生成に慣れてきたらSDXLモデルの導入は検討するべきだ、
旧モデルとの性能が違いすぎる☆

かな(見習い)
かな(見習い)

えー、でもあれって既存のバージョンをアップデートさせたり
しないといけないんですよね?
エラーが出て旧モデル作れなくなるのが怖いのでやりたくないです!

ナカ(マスター)
ナカ(マスター)

確かにバージョンを上げて導入する方法はエラーが頻発するからおすすめしない、
今回はこれまでのやりかたはそのままで、別で導入する方法を解説する☆

SDXLモデルってなんなの?何がいいの?

SDXLモデルはStable Diffusion XLバージョンの略で、
2023年8月頃にリリースされました。

2022年8月頃に旧バージョンがリリースされて以来
初の大型アップデートとなり大きな注目を集めました。

SDXLの良いところ

新バージョンであるSDXLはプロンプトの理解度
が高く、
少ないプロンプト数でも何を作りたいかを汲み取って
くれます。

またSDXLに対応しているmodelを入れることでこれまでで
は作れなかったレベルの画像生成が可能になります。

導入後のエラーが最大の障壁となる

SDXLを導入するためには既存のStable Diffusionの
バージョンを上げる必要があり、

これによってエラーが多発するようになってしまい、

結果的にバージョンを戻して元の使い方に戻すという
報告が多数あげられました。

これにより、SDXLの導入はかなり抵抗のあるものと
なってしまいました。

Foocusを使うことで全て解決

この状況に一石を投じたのがFoocusになります。

こちらはStable Diffusionのコントロールネットという
機能を作った人が無償提供しているもので、

Foocusをウェブ上で開くと最初からSDXLをエラーの
ない状態からAI画像生成をスタートさせることができます。

これまで作っていた環境とは全く別のものになるので、

これまでのやり方でも並行でAI画像を作り続ける
ことができます。

またFoocusはStable Diffusionとほぼ同じようなウェブアプリ
なので、

ボタンの配置などが違うだけで、Stable Diffusionでできることは
ほとんどできます。

Foocusは無限生成のジェネレートフォーエバーは今のところできないですが
かなりの頻度で機能追加が行われているので、

将来的にできるようになる可能性は高いですし、

ジェネレートフォーエバーは旧バージョンでやって
他はFoocusで画像生成するみたいなそれぞれの強み
を使って生成を進めるのも良いかと思います。

Foocusの導入方法

まずこちらのページに入ってFoocusをダウンロードします。

GitHub - lllyasviel/Fooocus: Focus on prompting and generating
Focus on prompting and generating. Contribute to lllyasviel/Fooocus development by creating an account on GitHub.

ページの真ん中あたりに「Download」と書いている場所が
あります。

「Click here to download」

を押すとダウンロードが始まります。

ダウンロードを終えたあとは、圧縮されているファイルを展開させて
ください。

フォルダに入って「run.bat」を押すとFoocusの起動が
始まります。

初期起動は合計13GBのファイルダウンロードが行われるので、
時間がかかります。


Foocusを起動すると上記のような画面になるので

下の方の長方形箇所にプロンプトを入れて、
右下のGenerateを押すと、

上の四角の箇所に生成結果が表示されます。

右上の設定箇所からサイズやモデル変更、ネガティブプロンプトなどを
行うことができますが、

最初からSDXL向けのモデルが入っているのと、ネガティブプロンプト
は最低限入っていて、サイズも推奨値になっているので、

設定を変えなくてもひとまず画像生成に取り掛かることが可能となっています。

まとめ:2024年はSDXLにチャレンジしましょう

SDXLを簡単に導入可能なFoocusについて解説しました。

これからStable Diffusionに取り組もうと思っている
初心者の方にも、

生成が上達した次のステップを探している中級者の
方にもおすすめできるものになっているので、

2024年はFoocusを使って新しいスタートを切ってみてください。