【24万】Stable Diffusion向けのデスクトップPCを買った話 購入場所 どういう機能を重視したか等

最近Stable Diffusion向けのデスクトップPCを24万かけて購入しました。

私はパソコンにあまり詳しくないので、手探りで情報を集めながら候補を
絞っていったのですが、最終的に候補が1つになり迷うことなく購入に
至りました。

Stable Diffusionをローカル環境で使いたいなどAI画像生成向けの
パソコンを探している方の参考になるかと思ったので、
・どのPCを買ったか
・どの機能が大事か
・どこで購入したか

などをお伝えします。

どのグラボが入っているかが9割

・どのPCを買えばいいの?
Stable Diffusionのような画像生成向けのPC
=対応しているグラボ(グラフィックボード)が入っているPC

ひとまずこう考えるとわかりやすいです。

・グラボってなに?
パソコンには人間でいう左脳を司るCPUと
右脳を司るGPUというものが構成要素として
入っています。

画像生成においては右脳を司るGPUが圧倒的
に重要で、計算などの左脳を司るCPUの重要度は
低くなります。

そしてGPUの性能は入っているグラボ(グラフィックボード)の性能
で全て決まるので、

Stable Diffusionのような画像生成向けのPCを探すときは
Stable Diffusionに必要なグラボ(グラフィックボード)が入っているPC
をまず探して、その中から絞っていくようにすると絞りやすくなります。

Stable Diffusionに必要なグラボは?

Stable Diffusionを快適に動かせるグラボはGeForce RTX 3060以上と
言われています。

・GeForceってなに?
GeForceというのは1番人気のグラボのシリーズで、GeForce以外の
グラボだと効率化がされてないみたいで、記載されている数字通りの
パフォーマンスがでないらしいです。

GeForceのグラボを使うと数字通りのパフォーマンスが出るので
迷ったらGeForceを選ぶようにするといいですね。

・RTXって何?
RTXは無視で大丈夫です、GeForceのグラボには大体RTXと書かれています。

・数字の部分はなんなの?
一番みるべきは最後の3060以上という数字部分ですね。

千の位がシリーズで十の位がそのシリーズにおける性能
を表します、百の位と一の位は常に0です。

・シリーズって何?
シリーズはIPhoneでいうと11とか12とかの部分で
数字が大きいほど新しいです。

新しいシリーズほど機能も良い傾向にあるのはなんとなくイメージ
が着くかと思います。

しばらく3000シリーズが新しかったんですけど2023年10月に
4000シリーズが発売されて、

現在は3000シリーズから選ぶか4000シリーズから選ぶかの
2択をまずどっちにするか決めて十の位の性能部分を決めて
いくのが良いかと思います。

・性能部分はどれを選べばいいの?
十の位の性能部分は推奨が60以上なので
60、70、80、90の4つのうちのどれかから
選ぶ形になります。

数字が大きいほど性能も上がり、それに
比例して値段も高くなります。

ただ80と90は性能も値段も跳ね上がり、
80は50万を超えてくるので、

基本的に60か70のどちらかを選ぶ
方向になるかと思います。

購入したPCとスペックはこちら

ここまででGeForce3000シリーズの60か70,
4000シリーズの60か70の4択に絞ることが
できました。



そして最終的にパソコン工房というサイトからGeForce4070が入っている「iiyama LEVEL-M77M-137F-TLX 」というデスクトップPCを購入しました。

シリーズの選択
3000シリーズと4000シリーズは新しい4000シリーズを
選ぶことにし、

あとは4060と4070の2択となり、

4060は上の画像右下のGPUスコアが20000くらいで、価格は約18万円、

4070は上の画像の通りでGPUスコアが40000くらいで価格は約23万円、

5万円の価格差でスコアが2倍違ったので4070を選びました。

正直GPUスコアが2倍違うとどのように変わってくるのかは全く
わかりませんでしたが、

事前情報で画像生成にはGPUが超重要ということはわかっていたので
GPUを最優先に選びました。

オプションをつけて24万に

表記の22万7千円というのはオプションなしの値段で
購入ページを進んでいくと色々とオプションを
勧められます。

大半が不要なものでしたが、

・ストレージを500GBから1000GBに
するオプション

・PC電源ユニットをブロンズからゴールドに
するオプション

この2つをつけて最終的に24万になりました。

ストレージはそもそもPCを変える要因となった
ものなのでできる限り大きくしたいと考えて
1000GBにし、

電源ユニットはブロンズからゴールドにすると
熱の利用効率が上がって画像生成のスピードが
上がるみたいなのでオプションをつけました。

使ってみての感想

このような高価なPCを使うのは初めてだったので、
期待より不安が大きかったのですが、

PC自体の初期設定もStable Diffusionのローカル構築も
とても簡単でしたし、

作業効率も格段に向上したので、

買ってよかったというより、

「こんなに効率上がるなら早く買えばよかった、、」

と思えるくらい満足のいく結果となりました。

Stable Diffusionのローカル環境についての詳細は別記事にまとめます。

まとめ

当初は無数に選択肢があるかと思い選ぶのが難しそうと
思っていましたが、

情報を整理していくとほとんどの場合4060か4070の
2択から選ぶ形になるので、

想像以上にシンプルでした。

スペックの高いPCを購入検討されている方の参考
になれば幸いです。